■

夜間急患に行っていました。この先幾らでも生じる事態と思います。

一時的に両親に来て貰い子供の為に、自宅に待機して貰っていました。子供は起きる事はありませんでしたが、両親と少し話をしたかった為もあります。

輪々華は貧血の症状のみだったので同席していました。ソファーに横になりながらですが。

夜中ですので３０分もかかりませんでした。輪々華と母親とは泣いていましたが両親に率直に、話せたと思います。

早めに伝えたい事であり意味のある日でした。新たに生まれ変わりを実感するかの様な時でした。

この世での仕事は輪々華の側仕えだと思っています。甚だ不本意ですが、定められています。あれが実質的な事は何一つ、この世で出来ないのでこの頭脳明晰な俺様が遣わされています。どれ程感謝されても事足りません。輪々華を避けよう避けようとした事も、一度や二度ではありません。逃避期間もあります。

この世での仕事の中に子の世話も、重要事項として含まれています。幸い未だ子猫です。化け猫には育て上げない決心です。