占室輪の日記帳

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昔話⑵

夜半にいつも失礼します。今宵も宜しくお付き合い下さい。

余程の事でなければ交際等始める積もりもなかった、いたいけな少年期に何ゆえあの様な変わり者と親睦が深まったのかがこの記事のテーマです。

中学2年に上がったばかりの授業中、アンダーラインを引こうとしたら赤ペンのインクが切れており周りを見渡し、女子の方が何らか色のあるペンを多く持っているだろう事から隣に話しかける事にしました、それが変わり者である所の輪々華です。

初っぱなから変わっており会話の前に、赤ペンを手渡して来ました。隣はこちらの様子を見ていたのだろうと思い直したその時、今度は数種類のペンが入ったケースごと渡して来ました。

さすがに怪訝な顔をしてしまったら挨拶なく『使うんでしょ』と言って来ました。

その授業中に借りたペンの先を、一本筆圧により潰してしまい謝罪したら、無言で彼女は休み時間にそれをゴミ箱に棄てました。無表情でした。

怒らせた気がし翌日に他のメーカーですが同色のペンを買って、返しました。断っておきますが、いたいけな少年期です。

そこでようやく会話になったわけですが、どうも先んじて返答して来る感覚が拭えず疑問を解決する為、更に話しかける事をしていたら煩わしい様だったので、今度は距離を取りました。

自分も先んじて動くタイプですがそれは、周りが止まっている様に見えるからです。幼少期から周りをとろいと感じていました。両親も祖父母にも一、二才で感じた事です。

人の考えが透けて見えるのは普通であると思っていました。

輪々華の考えが透けて見えない事に苛ついた事興味を持った事、同時に自分の在り方を顧み、もしかしたら人の考えは透けて見えないのだろうかと初めて疑問が生まれました。落ち着かずこれ迄の土台を失った感覚でした。

それを変に思われる覚悟で伝えたら『疎外感はある?』という、

一度こちらの示した内容を呑んだ上での問いかけだった

ので同じ感覚で生きているのだと知りました。

この時点で恋愛に発展せず論議に移行するのですが、話の合う人間は初めてでした。輪々華にはこちらがまだ視えている時期でした。リーディングされない様にしたのは8年前からです。現在油断しなければ完璧にシャットアウトが可能です。

 

他、彼女の見る夢が聖書の一節にある風景であったり興味深い為に付き合いokに至ったのですが、昼間『あれはあんたが自分で言えないだろうから、こっちから告ってやったのだ、感謝しろ』と言われたのでそういう事にしてやりますが不本意です。